先進的窓リノベ2026事業の申請は誰がする?|施主がやること・期限・予約・還元

先進的窓リノベ2026事業の申請は誰がする?

窓の見積を受け取った。営業は「補助金の申請はこちらでやりますから」と言った。任せていいのか、自分は何をすればいいのか、いつまでに決めれば間に合うのか。その3つを順番に書きます。製品が対象かどうかは品番で、審査に通るかどうかは事務局の判断で決まるので、ここでは見立てはしません。

2026年度の制度・2026年9月時点で確かめています

目次

結論:申請するのは業者。施主がやることは3つだけ

先進的窓リノベ2026事業の申請者(補助事業者)は、リフォーム事業者(工事請負業者)などです。住宅の持ち主が自分で申請することはできません。

施主がやることは、次の3つです。

  1. 登録事業者と契約する(申請できるのは事業者登録をした事業者だけ)
  2. 補助金の戻し方(還元の方法)に合意する。事業者は受け取った補助金を施主に全額還元する必要があり、その方法は交付申請のときに「共同事業実施規約」で決めます
  3. 期限までに工事を終える

「申請はこちらでやります」は、制度のとおりです。そのうえで、施主が確かめるべきことは下の「契約前に業者に確かめること」にまとめました。

出典:環境省「先進的窓リノベ2026事業」詳細資料(p.5・p.7)/事業の公式サイト

流れの中で、施主が関わる場面

手続きの流れは、次のとおりです。

  1. 事業者登録(事業者がする)
  2. 工事請負契約(施主と事業者)
  3. 着工
  4. 工事の完了・引き渡し
  5. 交付申請(事業者がする。すべての工事の完了後)
  6. 交付決定・補助金の交付(事業者に振り込まれる)
  7. 補助金の還元(事業者から施主へ。規約で決めた方法で)

施主が直接関わるのは、2の契約と、5の申請で使う規約への合意と、7の還元の受け取りです。申請は工事が全部終わってからなので、着工してすぐに補助金が戻るわけではありません。

施主が出るのは3回だけ
  1. 1工事請負契約登録事業者と結ぶ
  2. 2規約に合意交付申請で還元の方法を決める
  3. 3還元を受け取る規約で決めた方法で

出典:環境省 詳細資料(p.5・p.7)

期限は3つ(着工日・予約・完了)

期限 中身
着工日の条件 令和7年11月28日以降に着手した工事が対象
交付申請の予約 工事着手後に予約ができる。予約で補助金が一定期間確保される。予約の期間は令和8年3月下旬〜遅くとも令和8年11月16日(予定)
工事の完了 令和8年12月31日までに完了するもの

交付申請の受付は、予算の上限に達するまでで、遅くとも令和8年12月31日(予定)です。

★締切は日付だけでなく、予算が先に尽きれば、その時点で終わります。ページ上の帯が、取得した日の予算の使われ具合です。

予約は「工事を始めたあと」にできる手続きです。契約しただけでは予約できません。着工が遅れる見込みなら、予約の期間に間に合うかを事業者に確かめてください。

出典:環境省 詳細資料(p.7)

いくら戻るか(上限と下限)

補助額は、窓の工事の種類・サイズ・性能ごとに1か所あたりの額が決まっていて、それを足し合わせます。

  • 上限:1戸あたり100万円
  • 下限:1回の申請の補助額の合計が5万円未満だと申請できない
計算例

  • 例:戸建てに内窓を3か所(性能 P(SS)・サイズ 中(M))
  • 1か所あたり 58,000円 × 3か所 = 174,000円
  • 下限の5万円を超え、上限の100万円には届かない
見積書の補助額はこう検算する
1か所あたりの額×か所数=補助額の合計
58,000円×3=174,000円

サイズと性能を選んで計算するなら補助金シミュレーターへ。見積書の補助額と見比べてください。

出典:環境省 詳細資料/事業の公式サイト(内窓の補助額)

併用できるもの・できないもの

  • 国のほかの補助金:補助の対象が重ならなければ併用できる
  • 自治体の補助金:国費が入っているものを除いて併用できる

自治体の補助金に国費が入っているかは、自治体ごとに違います。お住まいの市区町村で確認してください。「国と市で両方もらえます」と言われたら、その市の補助金に国費が入っていないかを確かめるのが先です。

出典:環境省 詳細資料(p.2)

契約前に業者に確かめること

  1. 事業者登録をしているか(登録事業者でなければ申請できない)
  2. 見積の窓が、どの性能区分・サイズ区分で計算されているか(補助額の根拠)
  3. 補助金はどう戻るのか(工事代金から差し引くのか、あとで振り込むのか。規約で決める方法)
  4. 着工と完了の予定日(予約の期間と、12月31日の完了期限に間に合うか)
  5. 予算が尽きて申請できなかった場合、契約や代金はどうなるか

5つ目は、見積書にも契約書にも書かれていないことが多い項目です。補助金が出る前提の金額で契約するなら、出なかったときの扱いを先に決めておくと、あとで困りません。

登録事業者の探し方と、相見積の取り方は業者を選ぶにまとめていきます。

補助金を使わない・急がないほうがいい場合

  • 補助額の合計が5万円に届かない工事(窓1か所だけ、など):申請そのものができません
  • 補助額を上げるために、要らない窓まで工事を増やす:戻る額より、増える工事代のほうが大きくなりがちです
  • 予算の残りが少なく、着工が予約の期間に間に合わない見込み:補助金が出る前提で契約を急ぐより、次の年度の制度を待つ判断もあります(次の年度も同じ制度があるかは、公表されるまで分かりません)

見積を見る前のおさらい

  1. 申請するのは登録事業者。施主は自分で申請できない
  2. 施主がやるのは、登録事業者を選ぶ・還元の方法に合意する・令和8年12月31日までに工事を終える、の3つ
  3. 交付申請は工事の完了後。予約は着工後にでき、補助金を一定期間確保できる
  4. 自治体の補助金は、国費が入っているものは併用できない

自治体の補助金に国費が入っているかは、お住まいの市区町村で確認してください。

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