給湯省エネ2026事業の補助額と上限はいくら?|機種別・撤去加算・台数・期限

給湯省エネ2026事業の補助額と上限はいくら?

給湯器の見積を受け取った。見積の下のほうに「補助金 ▲10万円」と書いてある。その10万円はどこから来た数字なのか、うちの場合はもっと戻るのか、上限はどこなのか。見積の補助額は、下の数字を足していけば自分で検算できます。製品が対象かどうかは品番で、審査に通るかは事務局の判断で決まるので、ここでは判定も見立てもしません。

2026年度の制度・2026年9月時点で確かめています

目次

結論:給湯省エネ2026事業の補助額は機種で決まる(エコキュートは7万円から)

給湯省エネ2026事業(経済産業省)の補助額は、入れる給湯器の種類で決まります。

機種 基本額(1台あたり)
ヒートポンプ給湯機(エコキュート) 7万円
ハイブリッド給湯機 10万円
家庭用燃料電池(エネファーム) 17万円

ここに、性能が高い機種なら性能加算、古い電気温水器や蓄熱暖房機を外すなら撤去加算が足されます。上限は金額ではなく台数で決まり、戸建ては2台まで、共同住宅等は1台までです。

申請するのは施主ではなく、契約した住宅事業者です。施主がやるのは、見積の補助額がどの数字の足し算かを確かめることです。

見積の補助額を確かめる順番
  1. 1機種の基本額7万円・10万円・17万円
  2. 2性能加算を足す品番で決まる
  3. 3撤去加算を足す外す機器があるときだけ
  4. 4台数の上限を見る戸建て2台・共同住宅等1台

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式/給湯省エネ2026事業 公式サイト

給湯省エネ2026事業の補助額(機種ごとの基本額と性能加算)

機種 基本額(1台あたり) 性能加算(1台あたり)
エコキュート 7万円 3万円
ハイブリッド給湯機 10万円 2万円
エネファーム 17万円 なし
計算例

  • 性能加算ありの1台あたり:エコキュート 7万円+3万円=10万円/ハイブリッド給湯機 10万円+2万円=12万円
  • エコキュートの性能加算:基本の機種より CO2 の排出量が5%以上少ない機種が対象
  • ハイブリッド給湯機の性能加算:年間給湯効率が116.2%以上で、基本の機種より CO2 の排出量が5%以上少ない機種が対象
  • エネファーム:性能加算はありません。基本額の17万円だけです

見積に「10万円」とあれば、エコキュートの性能加算ありの額と一致します。7万円なら加算なしの機種で計算されています。どちらの区分かは、見積の品番で決まります。品番が加算の対象かは、事業者に確かめてください。

出典:公式「エコキュート」/公式「ハイブリッド給湯機」/公式「エネファーム」/交付申請の要件書(K3)

給湯省エネ2026事業の撤去加算:古い電気温水器・蓄熱暖房機を外すと上乗せ

高効率の給湯器を入れるときに、今ある古い機器を外すと、補助額が上乗せされます。

外す機器 撤去加算 数え方
電気蓄熱暖房機 1台あたり4万円 2台まで
蓄熱式電気温水器 1台あたり2万円 入れる高効率給湯器の台数まで
計算例

  • 例:戸建てで、蓄熱式電気温水器1台をエコキュート(性能加算あり)1台に替える
  • エコキュート 7万円 + 性能加算 3万円 + 電気温水器の撤去 2万円 = 12万円
1台分の補助額は3つの足し算
基本額+性能加算+撤去加算=補助額
7万円+3万円+2万円=12万円

いま電気温水器を使っているのに、見積の補助額が撤去の分を含んでいない場合は、理由を聞いてみてください。

出典:資源エネルギー庁「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業」

給湯省エネ2026事業の上限は台数で決まる(戸建ては2台・共同住宅は1台)

給湯省エネ2026事業の補助は1台あたりの額で決まり、何台分まで出るかに上限があります。

  • 戸建住宅:いずれか2台まで
  • 共同住宅等:いずれか1台まで

「いずれか」は、エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームを合わせた台数で数えるという意味です。戸建てでエコキュートを2台入れれば2台分、エコキュート1台とエネファーム1台でも2台分です。3台目は対象になりません。

自分の家の組み合わせで計算するなら補助金シミュレーターへ。見積書の補助額と見比べてください。

出典:資源エネルギー庁 事業ページ

給湯省エネ2026事業はいつまでに着工・申請すればいいか

期限 中身
着手日の条件 令和7年11月28日以降に工事に着手したもの
交付申請の受付 2026年3月31日から、予算の上限に達するまで(遅くとも2026年12月31日)

締切は日付だけではありません。予算が先に尽きれば、その時点で受付が終わります。ページ上の帯が、取得した日の予算の使われ具合です。

令和7年11月28日より前に着手した工事は、対象になりません。すでに工事が始まっているなら、着手日がいつかを事業者に確かめてください。

出典:資源エネルギー庁 事業ページ/交付申請の要件書(K3)

断熱リフォームと一緒にするとき(みらいエコ住宅2026事業との関係)

給湯省エネ2026事業は、先進的窓リノベ2026事業・みらいエコ住宅2026事業などと合わせて「住宅省エネ2026キャンペーン」として運用されていて、まとめて申請(ワンストップ申請)ができます。

給湯器の交換と一緒に、床・壁・天井の断熱リフォームも考えているなら、次の数字が関係します。

  • みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)は、1回の申請の補助額の合計が5万円未満だと申請できない
  • ただし、窓リノベや給湯省エネの交付決定を受けている場合は、この下限が2万円になる

小さめの断熱工事だけでは5万円に届かなくても、給湯器の補助と組み合わせると申請できる場合があります。どの工事をどの事業で申請するかは、事業者に組み立ててもらってください。

出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式/国土交通省 資料/みらいエコ住宅2026事業 交付申請の要件(リフォーム)

契約前に業者に確かめること(見積の補助額の根拠)

  1. 見積の補助額は、どの機種の基本額に、どの加算を足した数字か(基本額に、性能加算と撤去加算を足した数字になっているか)
  2. 見積の品番は、性能加算の対象か
  3. いまある電気温水器や蓄熱暖房機を外すなら、撤去加算が入っているか
  4. 着手日と完了の予定日(着手日の条件と、受付の期限に間に合うか)
  5. 補助金はどう戻るのか(工事代金から差し引くのか、あとで振り込むのか)
  6. 予算が尽きて申請できなかった場合、契約や代金はどうなるか
  7. その事業者が住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者か(申請は施主ではなく事業者が行う仕組み。公式サイトの登録事業者の検索で名前を確かめる)

6つ目は、見積書にも契約書にも書かれていないことが多い項目です。補助金が出る前提の金額で契約するなら、出なかったときの扱いを先に決めておくと、あとで困りません。

相見積の取り方は業者を選ぶの記事で扱います。

補助金を使わない・急がないほうがいい場合

  • 性能加算のために、高い機種に上げる:加算はエコキュートで3万円、ハイブリッド給湯機で2万円です。機種の値段の差がそれより大きければ、加算を取るほど負担が増えます
  • まだ壊れていない給湯器を、補助金のために急いで替える:予算が尽きるまでの制度なので、急ぐと相見積を取る時間がなくなります。見積を比べずに決めると、補助額より大きな差が出ることがあります
  • 予算の残りが少なく、工事が受付の期限に間に合わない見込み:補助金が出る前提で契約を急ぐより、次の年度の制度を待つ判断もあります(次の年度も同じ制度があるかは、公表されるまで分かりません)

よくある質問

給湯省エネ2026事業は、いつから・いつまで申請できますか?

交付申請は2026年3月31日から、予算の上限に達するまでで、遅くとも2026年12月31日までです。予算が先に尽きれば、その時点で終わります。 → いつまでに着工・申請すればいいか

補助金の申請は自分でするのですか?

いいえ。住宅省エネ2026キャンペーンの各事業は、施主と契約する住宅事業者が申請の手続きをします。補助金がどう戻るかは、契約前に事業者に確かめてください。 → 結論

対象機種かどうかは、どう確かめればいいですか?

見積の品番で決まります。性能加算の対象かどうかも品番で変わるので、見積の品番が対象か、加算の対象かを事業者に確かめてください。 → 契約前に業者に確かめること

給湯器を2台替えたら、2台分もらえますか?

戸建住宅なら2台まで対象です。エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームを合わせて数えます。共同住宅等は1台までです。 → 上限は台数で決まる

見積を見る前のおさらい

  1. 補助額は機種で決まる。エコキュート7万円・ハイブリッド給湯機10万円・エネファーム17万円(1台あたり)
  2. 性能加算(エコキュート3万円・ハイブリッド2万円)と、撤去加算(蓄熱暖房機4万円・電気温水器2万円)が足される
  3. 上限は台数。戸建ては2台まで、共同住宅等は1台まで
  4. 令和7年11月28日以降に着手した工事が対象。受付は予算が尽きるまでで、遅くとも2026年12月31日

見積の補助額が、この足し算のどれに当たるかを確かめてから契約してください。

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